ワニワニだ!今日はみんなが悩む「為替」の話をしよう
ワニワニだ!俺のブログ「ワニワニのお金儲け実践記」の読者から、最近一番よく聞かれる質問がある。それは、「米国株に投資したいけど、円高になったら損するんじゃないか?」というものだ。確かに、為替の動きは気になるよな。
2024年には1ドル=160円台まで円安が進んだかと思えば 、年が明けて2025年に入ってからは円高方向に揺れ戻す場面もあった 。今も1ドル=149円前後で動いていて 、この先どうなるか不安に思う気持ちはよくわかる。
米国株投資における為替レート。それは恐れるべき怪物なのか?それとも、君の投資ストーリーにおけるただの脇役に過ぎないのか?
この記事では、その疑問にワニワニが自信を持って最終回答を出す。小難しい話は抜きにして、誰にでもわかるような形で話を進めていく。この記事を最後まで読めば、君はもう為替の動きに一喜一憂することなく、自信を持って米国株投資に臨めるようになっているはずだ。
結論から言おう!為替は「無視はできないが、恐れる必要はない」のだ
まず結論から言う。長期的な視点で米国株に投資する君にとって、為替は「脇役」に過ぎない。君の資産を本当に大きく育てる「主役」は、いつだって君が投資した米国企業の成長と、米国経済そのものの力強さだ。
これをマラソンに例えてみよう。君の投資の成功がマラソン完走だとすれば、君自身の走力、つまり「投資先企業の成長性」がゴールできるかを決める最も重要な要素だ。一方、為替レートは「その日の天気」のようなものだ。晴れの日(円安)もあれば、雨の日(円高)もあるだろう。天気が良ければ走りやすいし、悪ければ少しペースが落ちるかもしれない。だが、君に42.195kmを走り切る力があれば、多少の雨でリタイアすることはないはずだ。
為替の動きを完全に「無視する」のは賢明ではない。円建ての資産額に影響を与えるのは事実だからな。しかし、それを「恐れる」あまり、米国株投資という絶好の機会を逃すことこそが、最大の間違いなのだ。俺たちのゴールは、為替を恐れることじゃない。その正体を理解し、賢く付き合っていくことにある。
なぜワニワニがそう断言できるのか?3つの理由を解説する
結論だけではただの意見だ。なぜワニワニが「為替を恐れるな」と断言できるのか。その根拠となる3つの強力な理由を、今からじっくり解説していこう。
理由1: 利益の源泉は「株価の値上がり」が主役だからだ
日本の投資家が米国株で得るリターンは、大きく3つの要素に分解できる。「株価の値上がり」「配当」、そして「為替の変動」だ 。多くの初心者は、この3つ目の「為替」に気を取られ過ぎている。
しかし、過去のデータを見れば事実は明白だ。2000年から2024年末までのデータを分析したある調査によると、米国株を1年間保有した場合の円建てリターンは平均で年11.5%だった。その内訳を見ると、主役である「株価要因」が平均7.2%のリターンを生み出しているのに対し、「為替要因」の貢献度は平均わずか1.9%に過ぎなかった 。
なぜ、多くの人が影響の小さいはずの為替にこれほど心を囚われるのか。それは、為替が持つ「わかりやすさ」という魔力にある。毎朝ニュースを見れば、「今日のドル円は1ドル=148円です」と、たった一つの数字で示される。これは非常にシンプルで、直感的に理解しやすい。一方で、S&P500のような株価指数の動きを理解するには、500社の業績や経済全体の動向を考える必要があり、より多くの思考エネルギーを要する。
人間の脳は、複雑なものよりシンプルなものを重視する傾向がある。その結果、為替というわかりやすい数字に過剰に反応し、「今日は円高だから投資はやめておこう」「円高が進んできたから、持っている米国株を売ってしまおう」といった、短期的な感情に基づいた誤った判断を下しがちになる。
ワニワニが伝えたいのは、この思考の罠に気づくことだ。君が本当に目を向けるべきは、1.9%の為替のノイズではない。その背後にある7.2%の、米国企業の成長という巨大なエンジンの音だ。データが証明している通り、小さな数字に固執するあまり、大きな利益の源泉を見失うのは、戦略的な誤りなのだ。
為替の動きは「行って来い」だが、優良な米国株は「右肩上がり」だからだ
次に理解すべきは、株価と為替の「性質の根本的な違い」だ。
為替レート、例えばドル円相場というのは、常に「日本」と「米国」という二つの国の経済力の綱引きで決まる 。その変動要因は、日米の金利差 、貿易収支のバランス 、インフレ率の差 など、あくまで相対的なものだ。どちらかの国の力が恒久的に強くなり続けることはなく、強い時期もあれば弱い時期もある。だから、為替レートの長期的な動きは、上がったり下がったりを繰り返す「行って来い」の cyclical(周期的)な動きになりやすい。
一方で、S&P500に代表される優良な米国株の集合体は、性質が全く異なる。それは、米国の経済成長、絶え間ない技術革新、そして企業の利益成長という、一方向に進む力を反映している。もちろん短期的な下落はあるが、5年、10年、20年という長期的な視点で見れば、そのグラフは疑いようもなく「右肩上がり」を描いてきた。
この性質の違いこそが、長期投資において為替の影響が薄れていく最大の理由だ。先ほどのデータでも、投資期間を1年から5年に延ばすと、リターンに占める為替要因の平均的な影響は1.9%からわずか0.6%にまで低下することが示されている 。これは、為替の周期的な上下動が、米国株の力強い一貫した上昇トレンドの中に吸収され、やがて中和されていくからに他ならない。
多くの人が「長期投資をしろ」というアドバイスを聞くが、それは単に株価の暴落を乗り切るためだけではない。為替のサイクルを乗りこなし、その影響を無力化するためでもあるのだ。投資期間が1〜2年では、円高のサイクルに捕まってしまうかもしれない。しかし、君の投資期間が10年以上あれば、円安の時期に買うことも、円高の時期に買うこともあるだろう。長い時間軸で見れば、購入時の為替レートは平均化され、出口での為替レートがリターンに与える影響は、株価自体の成長に比べてはるかに小さくなるのだ。
円高は「ピンチ」ではなく、むしろ「チャンス」だからだ
多くの投資家が最も恐れる「円高」。確かに、円高が進むと、君がすでに保有している米国株や米ドル建て資産の円換算額は目減りする 。1万ドルの資産は、1ドル=150円なら150万円だが、1ドル=130円になれば130万円になってしまう。これは紛れもない事実であり、評価額が下がるのを見て心地よい人間はいないだろう。
しかし、ここで思考停止してはいけない。成功する投資家は、物事の裏側を見る。円高は、君の「既存の資産」にとっては逆風だが、これから行う「新規の投資」にとっては、これ以上ないほどの追い風になるのだ。
円高とは、円の価値が上がったということ。つまり、君が汗水流して稼いだ日本円の購買力が、世界に対して増したことを意味する 。1ドル=150円の時よりも、1ドル=130円の時のほうが、同じ10万円でより多くの米ドルに交換でき、より多くの米国株を買うことができる。これは、君が欲しかったアップルやマイクロソフトの株が、円建てで見た時に「バーゲンセール」になっているのと同じことなのだ。
まさに今、2025年後半に向けて、市場の専門家たちの間では、米国の利下げなどを背景に、年末にかけて円高が進行し、1ドル=140円台前半に向かうという見方が増えている 。多くの投資家はこれを聞いて「米国株はしばらく様子見かな」と考えるかもしれない。
だが、ワニワニの教えを理解した君は違う見方ができるはずだ。これは、絶好の買い増しチャンスの到来を意味する。特に、毎月一定額を淡々と投資していく「積立投資」を行っている者にとって、この局面は最高のシナリオだ。円高が進めば進むほど、毎月の積立金で買える株の口数が増えていく。恐怖に駆られて市場から退場する人々を横目に、君は冷静に、そして効率的に優良資産を安く仕込むことができるのだ。これが、恐怖をチャンスに変える投資家の思考法だ。
具体的な数字で見てみよう!円高・円安が君の資産に与える影響
理論はわかったが、お金は現実だ。ここからは、具体的な数字を使って、為替が君の資産にどう影響するのかをシミュレーションしてみよう。複雑な表は使わない。ワニワニの語り口で、シンプルに解説していく。
前提として、君が「150,000円」を元手に、ある米国株に投資するケースを考えてみよう。
シナリオ1: 株価上昇&円安のダブル効果
まず、誰もが夢見る最高のシナリオからだ。 君は、為替レートが1ドル=150円の時に、1株100ドルの米国株を10株購入した。必要なドルは1,000ドル。日本円での投資額は150,000円だ。 1年後、その会社の業績は絶好調で、株価は10%上昇して1株110ドルになった。同時に、米国の景気が良く、円安が進んで為替レートは1ドル=160円になったとしよう。 この時、君の資産はどうなっているか。君が持つ10株の価値は、ドル建てで1,100ドル(110ドル × 10株)だ。これを円に換算すると、176,000円(1,100ドル × 160円)になる。 結果、君の150,000円は26,000円の利益を生んだ。これは、株価上昇による利益に加えて、円安による為替差益が上乗せされた、まさにダブル効果の幸運なケースだ 。
シナリオ2: 株価上昇&円高の綱引き
次に、多くの人が恐れる現実的なシナリオを見てみよう。これが一番重要だ。 スタートは同じ。1ドル=150円の時に150,000円で、1株100ドルの株を10株買った。 1年後、君の目利きは正しく、株価は20%も上昇して1株120ドルになった。素晴らしい成果だ。しかし、市場の予測通り円高が進行し、為替レートは1ドル=130円になったとする 。
さあ、円に換算してみよう。君の株の価値はドル建てで1,200ドル(120ドル × 10株)。これを円にすると、156,000円(1,200ドル × 130円)だ。 結果、君は6,000円の利益を得た。ここで凡庸な投資家は「円高のせいで利益が減った!損した気分だ!」と嘆く 。しかし、ワニワニの視点は違う。「違う。君は利益を出した。なぜなら、君が投資した企業が20%も成長するという素晴らしいパフォーマンスを見せたからだ。株価の力強い成長が、為替の逆風をものともせずに君の資産をプラスに導いたのだ」。
このシナリオこそ、理由1で述べた「主役は株価である」という事実を、何よりも雄弁に物語っている。
シナリオ3: 株価下落&円安のクッション効果
最後に、為替が味方になる意外なケースを見ておこう。 スタートは同じく、1ドル=150円で150,000円を投資した。 しかし、この1年は市場全体が不調で、君の株も10%下落して1株90ドルになってしまった。ところが、何らかの経済的な理由で円安がさらに進み、為替レートは1ドル=165円になったとしよう。 ドル建てで見れば、君の資産は900ドル(90ドル × 10株)に減っており、100ドルの損失だ。しかし、これを円に換算すると、148,500円(900ドル × 165円)となる。 円建てでの損失は、わずか1,500円に抑えられた。本来なら15,000円の損失のはずが、円安がクッションの役割を果たし、君の海外資産の価値の目減りを防いでくれたのだ 。為替は常に敵ではなく、時にはこのように衝撃を和らげる緩衝材にもなり得る。
ただし、ここで一つ注意点を加えておこう。このクッション効果は常に期待できるわけではない。例えば、世界的な金融危機などで米国株が暴落するような局面では、投資家はリスクを避けるために「安全資産」とされる円を買い求め、急激な円高が進むことが多い。その場合、「株価下落」と「円高」のダブルパンチを食らうことになる。物事が動く背景、つまり金利政策が要因なのか、世界的なパニックが要因なのかを理解することが、より深い分析には不可欠だ 。
結論だ!米国株投資で成功するための「為替との賢い付き合い方」
さて、ここまで理由と具体例を見てきた。もう一度、結論に立ち返ろう。
結論は変わらない。為替のノイズに惑わされるな。君が集中すべきは、その先にある本質だ。
米国株投資で成功するために、君が今日から実践すべき「為替との賢い付き合い方」を、ワニワニ流のルールとして4つ授けよう。
- 主役を見失うな。 君の仕事は、為替の動きを当てる為替ディーラーになることではない。素晴らしいビジネスに投資する投資家であることだ。君の研究時間の95%を、投資先企業の質や米国経済の健全性の分析に使い、残りの5%だけを為替のことに使うくらいでちょうどいい。
- 時間を見方につけろ。 5年、10年、あるいはそれ以上という長期的な時間軸を持つことを固く誓え。それが、君の投資に成長の時間を与え、為替のサイクルを平準化させる唯一にして最強の武器だ。データが示した通り、時間が経てば経つほど、為替の影響は取るに足らないものになっていく 。
- 円高をセールと心得る。 ニュースが「記録的な円高!」と騒ぎ立てたら、恐怖で縮こまるな。むしろ、にやりと笑え。それは、世界最高の企業の株を、君の円で安く手に入れる絶好のチャンスなのだから 。このマインドセットこそが、成功する長期投資家の証だ。
- 淡々と積み立てろ。 株価の変動リスクと為替のタイミングリスクの両方を無力化する、最も優れた戦略は何か。それは「積立投資」だ。毎月決まった円の額を投資し続けることで、円高(株が割安)の時には自動的に多くの株数を買い、円安(株が割高)の時には少なく買うことになる。これにより、感情とタイミング当てゲームから完全に解放される。
米国は、1世紀以上にわたって世界の成長を牽引してきたエンジンだ。君が米国株に投資するということは、その力強い物語に参加するということだ。目先の数円の為替の動きへの恐怖で、本物の、長期的な富を築くチャンスから降りてはいけない。
ルールを理解し、戦略を持ち、ゲームに参加する。 それがワニワニ流だ。さあ、お金儲けを始めよう!


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